インドの歴史は古く、その起源を辿ると紀元前2600年のインダス文明まで遡ります。
インダス文明は今のインドの習慣に強い影響を与えました。ガンジス川での沐浴の習慣やシヴァ神の信仰はまさにインダス文明による影響です。
紀元前12世紀ごろになるとインドにアーリア人が移住し、農耕の技術を先住民から学び、アーリア人の社会が出来上がります。
そして紀元前5世紀になるとバラモン教、ジャイナ教、アージーヴィカ教、仏教のインド四大宗教がほぼ同時期に誕生します。このような事実から当時にしては自由な思想が出来る社会であったことがわかるでしょう。
インドはその長い歴史において様々な王朝が変遷します。特に有名な王朝としてはユネスコの世界遺産としても登録されているタージ・マハルを作ったムガル帝国が挙げられます。
17世紀になるとイギリスとオランダなどのヨーロッパ諸国がが次々とインドに進出して交易をするようになります。インド産の手織り綿布が大流行したことからヨーロッパにおけるインド貿易の重要性は日に日に増していったのです。
そして1858年からイギリスによる植民地支配が行われることになります。
マハトマ・ガンディーはイギリス支配からの脱却を模索し、非暴力・不服従の運動(サティヤーグラハ)を行います。このような運動が功を奏して、1945年にインドは独立し現在にいたるのです。
<インド北部>
デリー
デリーは3つのエリアに分かれています。高層ビルが立ち並ぶニューデリー。マハトマ・ガンジーを記念して造られたラージ・ガートが有名。オールドデリーには世界遺産に指定されており、赤い城と呼ばれているレッド・フォートが堂々と建っています。
ジャイプール
ラージャスターン州の州都であり、約10kmの赤い城壁に囲まれていることから、「ピンク・シティー」と呼ばれています。世界遺産が数多く存在する街として有名。
ウダイプル
砂漠の州であるラージャスターン州の都市。砂漠の集の中に豊かな湖があることから「湖の町」とも呼ばれています。
ジョードプル
インドのラージャスターン州の都市。旧市街にある家屋の壁が青いことから事から、ブルーシティーと呼ばれています。
プシュカル
ヒンドゥー教の聖地として知られている。満月を前に開かれるラクダ市も有名です。
<インド中部>
アグラ
ウッタル・プラデーシュ州に属する都市。世界遺産でもあるタージ・マハル廟、アーグラ城塞がある
ガンジス川
聖なる川と呼ばれているガンジス川。人々はこの川で沐浴しています。
ペナレス
ウッタル・プラデーシュ州にある。ヒンドゥー教・仏教の聖地として知られている。
サールナート
ブッダが初めて仏教の説法を行ったと言われている場所。仏教の四大聖地として知られている。
コルカタ
デリーとムンバイに次いで、インドで第3位の人口を誇る大都市。かつてイギリス領インドの首都が置かれ場所として知られている。
<インド南部>
チェンナイ
タミル・ナードゥ州の州都でありインド有数の都市。「南インドの玄関口」「南アジアのデトロイト」「インドの健康首都」「インド銀行業の首都」とも呼ばれている。
ムンバイ
インド最大の都市であり、世界でも有数な都市。人口一千万を超える港湾都市で商業と娯楽の中心地でもあります。
ゴア
旧ポルトガルであった街。その影響で街は南欧の雰囲気が漂う。現在はビーチリゾート地としても有名。
コーチ
ケーララ州の都市。リゾート地として人気がある。
<都市間の移動>
インドの国土は広いので移動するには飛行機を利用するのが一番効率出来です。旅程に余裕がある方はのんびりと鉄道を利用するのもいいでしょう。鉄道がないエリアもあるのでその際にはバスを利用しましょう。
飛行機の場合
インドにおいては国内の主要航空会社4社が国内におけるほとんどの主要都市を航行しています。
鉄道の場合
インドの鉄道には特急列車と急行列車、普通列車の3種類がある。それぞれの特徴は下記の通り。
特急列車・・・大都市間を時速130キロで走る
急行列車・・・インドの主要駅だけに停まる
普通列差・・・全ての駅に停車する。
※列車にはエアコン付きの車両となしの車両がります。旅行者はエアコン付きの車両を選ぶといいでしょう。
<都市内部での移動>
市バス
低価格で移動できる交通手段。ただし路線が複雑な事から観光客には不向きといえます。
ジープ
ジープに他の人と乗りあいます。大体定員は10人程度。
タクシー
利用する際にはトラブルを避けることからもメーターが下がっているかをチェックしましょう。なお観光には日本語が話せる人をガイドにつけるハイヤーが便利です。
オートリキシャ
インドならではの交通手段。低価格で利用出来る三輪タクシーです。料金は交渉で決まるので必ず乗る前にしっかりと料金を確定させてから乗りましょう。
インドの治安は良いとは言えません。スリや置き引きの被害なども多発しているので、十分な注意が必要です。またテロ事件が発生する地域もあるので、渡航の際には外務省などが発表する情報をチェックするよう心がけましょう。
このように治安が良いとは言えないインドでは気を引き締めて行動する必要があります。決して日本と同じ感覚でいないようにしましょう。スリや置き引きから身を守るためにも一人歩きは出来るだけ避け、いつでも荷物から目を離さないようにしなければなりません。
万が一トラブルに巻き込まれて解決出来ない場合には警察に連絡するか、日本大使館に連絡するようにしましょう。
■警察:110
■日本大使館:(91-11)2687-6564、2687-6581~3
なおどれだけ注意していても犯罪やトラブルに巻き込まれる場合はあります。万が一の場合に備えて、海外旅行保険に入っておくことをおすすめします。
5000年以上の歴史を持つインド。
多様な民族がそれぞれに宗教と言語、文化をもっている多民族国家です。世界遺産やあまたの遺跡は観光客にとっては非常に魅力的なものでしょう。
現在、インド旅行に関心を持つ日本人は年々増えてきております。そんなインドに関する基本情報をまとめましたので、まずはここからインドという国の大枠を理解して頂ければと思います。
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正式国名
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インド共和国 |
|---|---|
| 首都 | ニューデリー |
| 面積 | 約330万km2 |
| 人口 | 約11億3,000万人 |
| 言語 | ヒンディー語、英語 |
| 時差 | -3時間30分 |
■民族構成
インド・アーリヤ、トルコ・イランなど7種の民族が混在している。
■気候と服装
インドは国土が広いので場所によって、気候が異なります。気候の変動などに柔軟に対応出来るように服装を準備するようにしましょう。一般的ではありますが、インドでは7月には西海岸で雨期入りをし、それがインド全体に広がっていきます。そして継続して9月まで雨がふります。ただ雨季も場所によって異なり、インド南東地方では10月から12月の終わりまで雨季が続きます。これに対してインドの10月から3月には晴れの日が続く乾季となっています。インドの北部においては12月~1月は結構冷え込むので防寒対策が必要になってきますがインド東部、南部においては過ごしやすい気候となっています。
■通貨
インドルピー。1インドルピー=1.65円(2012年3月現在)。インドルピーは日本では入手することが出来ないので現地で両替をするようにしましょう。なお現地でも大都市でしか日本円を両替出来ないので、USドルを持っていくことも視野に入れた方がいいでしょう。USドルならどの都市でも両替出来ます。インドルピーの為替レートはコチラ
■入出国とビザ
インド入国の際には渡航目的(観光、商用、留学など)に応じてビザが必要になります。ちなみに観光ビザの有効期限はビザ発給日から6カ月となっています。なおパスポートは残存有効期間がビザの申請時から最低6カ月以上あり且つ、査証欄の余白が2ページ以上あることが必要となります。
■衛生
インドの衛生事情は良いとは言えません。コレラや腸チフスなどが流行する場合もしばしばありますので、水は現地の水は飲まないように注意し、ミネラルウォーターを購入するようにしましょう。またトイレも多くが日本の和式に似たインド式となっており、水洗でもないので注意が必要です。またトイレットペーパーが設置されていないトイレが多いので、必ずティッシュペーパーを持参するよにしましょう。
■電圧
インドの電圧は220~240V、50Hzとなっています。コンセントのタイプは日本と違うので、日本の コンセントの使用は出来ませんので、日本の電化製品を使う場合には変圧器と変換プラグが必要になります。
■チップ
ホテルでは荷物や何かを頼んだ時にはチップを渡すのが一般的。ホテルでは都度10~20インドルピーを渡すのが目安。またレストランではサービス料が含められていない場合にはチップは5パーセント程度。ただ庶民的なレストランの場合はお釣りの小銭程度でもよいし、それが必須というわけでもありません。
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